よく聞かれます。
正直にお答えすると——人間が二本の足で立って歩く生き物である以上、肩こりの素質は、全員にあります。重い頭と両腕を、首と肩まわりで支え続けている構造だからです。
ここに、姿勢の崩れと、同じ姿勢でいる時間の長さが重なると、負担は一気に増えます。デスクワーク、スマホ、車の運転。現代の生活は、肩こりが育ちやすい環境です。
体の中で起きていることを見ると、肩をすくめるときに働く、首から肩の上側の筋肉が働きすぎて、肩甲骨を下から支える筋肉が、使えなくなっている。そういう方が、とても多いです。
使いすぎている場所があり、使えていない場所がある。
だから、上側をほぐすだけだと、その場は楽になっても、また戻りやすい。働き方の配分が、変わっていないからです。
私が施術で見ているのは、この配分です。使えていない下側を、少しずつ使えるようにしていく。いきなり難しいことはしません。肩をすくめずに息を吸う——そのやり方は、「思っているよりも、呼吸は浅いかもしれません。」でお話ししています。
肩こりがゼロになります、とは言えません。二本足で立っている限り、付き合いは続きます。
でも、育ちにくい体の使い方に、変えていくことはできると考えています。
肩こりについては、こちらのページでも詳しくご説明しています。